し・か・え・し



トイレからやっと貴史くんが
帰って来た。


「美里ちゃんお待たせ」


(全然待ってないですけど?)


「おかえりなさい」


ここは一応こう返すのが
常識だよね。


「おい!健斗ぉ~
オレが居ないうちに美里ちゃんを
誘惑したんじゃないのか?」


「するわけねーだろ!
興味ないし・・・」


はぁ~。。。
慰めてよって言ったくせに・・・
興味ないとか!!!


そりゃわかってますよ!
昔からあたしに興味のないことぐらい。


「二人でどんな話してたの?」


あたしと神野くんの会話が気になるのか
意外としつこい。


「あ~健斗くんの別れた彼女の話をしてた」


神野くんは『はぁ?』と言ってあたしを
見たがそんなの無視。


「あ・・・そーだったん?
健斗の彼女って案外可愛いかったんだよ」


マジか。


「でもさ 可愛い子はモテるからね
別の人に取られたってね!」


「余計なお世話!
ペラペラ喋るんじゃいよ」


「へぇ~どっちから告白したの?」


「向こうだけど?」


「健斗ってさぁ~意外とモテるんだよ」


「意外とってなんだよ!」


二人は笑いながら言い合ってた。


「そーなんだ~よく告白されるんだ」


「かれこれ片手じゃ足りないくらいかな?
って自慢してみた」


そう笑っていた。