「うん 話聞いてるよ
あんな可愛い子を捕まえちゃってさ
あたしも早く啓吾に自慢できる彼を
見つけなきゃ」
「はぁ?」
「そうだ!健斗があたしのこと
好きって言ってくれてるから
それでもいいかな?ハハハ」
「と言うか・・・
健斗のことが好きなのか?」
「そーかも・・・」
「だからかぁ~
ゆうべ オレを健斗だと思って
熱い告白してたぞ」
「うそ・・・そんなことはない」
「誤魔化さなくていいから
お前たち見てるとイライラするわ
健斗は健斗でオレが昔好きだったことを
知ってるからか意味もなく
ここへお前を連れ込んでくるし」
ここに来てる事態が迷惑ってことだよね。
「本当にごめんね
健斗によくよく言っておくから
余計なことするなって
じゃあ帰るね
あ・・・これから先
会ったら話ぐらいはしようね」
あたしの目は涙がいっぱい
溢れそうになっている
ここで泣くわけにはいかない
振り返って啓吾の顔を見ると
絶対号泣してしまう。
だから振り向かず
寝室を出ようとすると
「美里・・・」
と 呼び止められた。
「うん?」
背を向けて返事をする。
すると「まだ話終わってないけど?」
と 呼ばれた。



