起こさないように
この腕の中から出て帰ろう。
そう思った時
「う~ん」と健斗が目覚めたようだ。
「あ・・・健斗
起こしちゃった・・・ごめんね」
えっ???
健斗・・・健斗じゃない?
そこに寝てたのは
・・・・・・啓次郎。
なんで?
「な・なんで?」
「何でってゆうべ来たじゃん」
「覚えてない・・・てか
ここの場所さえもわかんないのに」
「実は健斗が連れてきたんだ
『今から超豪華プレゼントを持っていく』
って言って来たのが酔っぱらいのさくら
あっ・・・違うなさくらじゃないな
お前は美里」
なんで?健斗が?
あ・・・そうか
あたし健斗に話したんだ
啓次郎とのこと。
「ごめん 驚いたでしょ?
あたし・・・そう
同じ中学校だった石川美里なの
わかんないかもだけど・・・」
「それで?」
「啓次郎のことほんとに知らなくて
偶然健斗と啓次郎が
一緒に居るところを見て
あれ誰?って健斗に聞いたんだ」
「で?」
「で・・・って・・・聞かれても」
「それで名前聞いて思い出した?」
「・・・それでもわかんなかった」
「ふーん」
なんとなく不機嫌な啓次郎
あたしを突然ここに連れてこられて
迷惑だったんだね。



