「明日はドタキャン無しだぞ」
健斗から夜遅くの電話。
一週間前にあやさんから連絡があった時
健斗に断んなきゃと思っていたのに
毎日やることが多くて
後で後でと思っていると
すっかり忘れていた。
再会してたら一度も電話してないしね
していたら言ってたかもしれないけど・・・。
「ドタキャンと言ってもね
朝に連絡したじゃん」
「そんなのドタキャンって言うんだよ!
教師のくせに大事なこと忘れんなよ」
「そこの『教師のくせに』・・・
とか取ってつけないで!
ホントに悪かったと思ってるんだから」
「奢らすぞ!」
「あたしよりはるかに
いい給料もらってるくせに
ケチくさぁ~」
「・・・ハハハいい給料か・・・
それは認める」
生意気!!!
でももういい返さない
返していると延々と続きそうだから。
「明日の18時半ね
忘れず行くから・・・
おやすみ」
「えっ?もう切るの?」
「今日は東京の時の友達が来て
しゃべり疲れたから寝る!お休み」
「そっかおやすみ」
卒業アルバムを閉じて眠りに着いた。



