し・か・え・し



健斗と会ってふと思った
啓次郎・・・。


どうしてる?
東京の建設会社で頑張ってんのかな?


あたし・・・
まだ啓次郎のこと好きだよ。


啓次郎はあたしのことなんて
忘れてるだろうね。


あたし・・・
広島出身だとか中学の話とか
正直に話してたら
せめて今の健斗との付き合いのように
友達として電話とか出来たかもしれないね。


後悔しても遅いけれど・・・。




数日後あたしの携帯に珍しい人から
電話がかかってきた。


ーーーあやさん


「もしもし」


「あっ!さくらちゃん?
元気?」


「元気ですよぉ あやさんも
元気そうですね」


「そうよ!元気よ~!
あのねっ・・・あたし
来週広島へ行くんだ
だからさくらちゃんに
案内して貰おうかと思ってぇ」


「いいですけどぉ~
えっ?あたし広島出身って
言ってましたっけ?」


「うん!聞いてたよぉ」


言ってたかな?
内緒にしてたと思うんだけど
まぁいいか。


「広島に何をしに?」


「友達の結婚式にね」


「あやさんの友達広島なんですか?」


「友達の旦那になる人がね
広島だから披露宴はそっちなんだって
あたし広島ってわかんないから
ふと さくらちゃんが浮かんだからね」


「そーですかぁ!
あたしもあやさんと
会えるの楽しみにしてます」


「ホントに!!!
それならよろしくね」


来週か・・・あっ健斗。


断んなきゃ。。。