し・か・え・し



「遠いね 先生ごめんね
疲れるでしょ?」


「大きな病院だから仕方ないよ
それより痛くない?」


「痛いよ~
でも痛い痛いって言ってても
どーもならないしね」


「わっ!大人だね
あたしだったら泣きわめいてるわ」


「プッ子供!」


「こら!笑うな」


放射線科の受付でレントゲン申込書を出し
二番の扉で待ってと言われたので
奥へと入った。


「はーい 次 中田満里奈さんどうぞ
保護者の方はこちらでお待ち下さい」


保護者?


「保護者じゃないですよ
あたしの学校の先生です」


「あ・・・失礼しま???したぁ?
あれ?美里?」


そこで技師さんの顔を初めて見た。


「あー!!!健斗ぉ?」


「わっ!マジで?」


・・・出会った・・・。


「ちょっとぉ~いいですかぁ?
あたしのレントゲンは?」


「おっ!いけない
どーぞ中へ」


健斗が車椅子を押して中へと入っていった。


健斗本当に白衣着てるしぃ
とても不思議。


「お疲れ様 おだいじにね」


中田さんを健斗が連れて出てきた。


「石川先生の彼氏ですか?」


中田さんが健斗に聞いた。


「彼氏じゃないよ」と言うあたし
「彼氏になる予定」と言う健斗。


「も!余計なことを言わないで!
行こう!中田さん
じゃあね健斗」


また整形外科へ戻った。