隠していたわたしの〝すき〟という気持ちが露見した。 慌てて部誌を片づけてある棚に駆け寄る。 わたしたちが部誌に原稿を載せるようになって、それからわたしが一条くんへの想いを綴るようになってからの全ての部誌を取り出した。 わたしの書いた原稿の冒頭を確認する。 続けて一条くんのページを開いた。