すっと音もなく右の席に目をやる。 きみはいないけど、 だけどきっと、また会えるよね。 おとがした。 レモンスカッシュの炭酸が 軽やかに弾けるような 爽やかさを兼ね備えつつ。 もうもくてきな恋に落ちる、 そんな音がしたのだ。