Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

霧に包まれた森を抜け、底の見えない崖を飛び降りた先にあるのは…。


鞍馬(クラマ)一族という忍が暮らす、隠れ里だった。



「よう!今日はどうだった?」

「大漁大漁!そっちはどうだなんだ?」

「今日は、牛が手に入ったんだ」

「そりゃいい!今夜は、豪勢な食事になりそうだ」

「ああ。なんてったって、今日は由羅(ユラ)様の生誕祭だからな」


顔を合わせる者同士、今日の漁の成果を伝え合う。