Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「その…文に書かれてある報酬というのが、荷車に積まれたものでして…」

「まぁ…!!あんなにたくさんっ…!?」


竜之助の母親は、荷車を見て目を丸くする。


これらは本来、竜之助の命と引き換えに家族へ与えられるものだった報酬。


これだけあれば、竜之助がいなくとも一生困らずに生活できる。


きっと竜之助も、2人の暮らしぶりを空の彼方から安心して見ているはず…。