Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

だがっ…。


「な…なん…だ?」

「体が…動かねぇ…!」


兵たちは刀を振りかざしたまま、その場に固まってしまった。


「…おい、お前たちっ!!早く私を…助けにこんかっ!!」

「し、しかし…幸秀様!体が…動かぬのですっ…!」

「戯けっ…!!この…役立たず共がっ!!」


ピクリとも体を動かすことのできない兵たち。

兵たちは、この状況が理解できなかった。