Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「うっ…うわぁ…!!」

「なんだっ…!?」


兵たちも突然のことで、由羅の姿を目で捕らえる間もなく、空中に薙ぎ払われる。


「敵襲だ…!!」

「…違う!これはっ…」

「「黒蝶だーーーー!!!!」」


兵たちが由羅の正体に気づいたときには、すでに由羅は義秀に狙いを定めていた。



「…義秀様!幸秀様!お下がりください!!」


兵たちが壁になるように、義秀と幸秀の前へ隙間なく整列する。