Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

謝っても、謝りきれない由羅の後悔。

竜之助は許しても、由羅は自分を許せなかった。


本物の幸秀を仕留められなかった。

初めての…依頼失敗。


だが、そんなことは今の由羅にはどうでもよかった。


由羅の手に握られた、竜之助の文。


この文だけは、竜之助の家に届けなくてはっ…。


憔悴しきっていた由羅。

しかし、その思いを胸になんとか体を起こした。