Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

一体竜之助は、どんな思いでこの文を書いたのか…。


義秀と幸秀の護衛…。

稼ぎが増える…。


なにも…間違ったことは書かれていない。


…だが、由羅にこの文を預けたことによって、竜之助はこうなることを予想していた。


幸秀の影武者として、報酬の代わりに死ぬことを心に決めていた。


文には…、


“その代わり、これから俺は城で暮らすことになる。”