Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「竜之助っ…」

「由羅が見守ってくれてる…。それだけで、なんか安心できるんだよ…。それに…、あっちには親父もいるしな…」


死を目の前にしながらも、どこか嬉しそう竜之助の顔。


それを見ると、由羅の瞳からは次々と涙が溢れる。


「…ごめんな。由羅には、こんな辛い思いさせて…悪かった」

「謝るのは…私の方だっ!」

「…由羅はなにも悪くない。だから、泣くな…」