Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

竜之助を傷つけることもなく、依頼を果たせたのではないのか…。


由羅の頭は混乱していた。


すると、動揺する由羅に、竜之助は優しく語りかける。


「…それは、俺だって城に仕える1人の男だ。由羅に殺されるかもしれないってわかってても、主君のために努めるのが…俺の仕事だ」


その強い竜之助の忠誠心に、また由羅は目の奥が熱くなった。


…由羅は、後悔していた。