Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

徐々に闇が見えるようになり、目の前に立つのは、胸に刀の刺さった…幸秀。


その顔は…。


「…やっぱすげーよ、由羅は……」


なんと、…竜之助だった。


「りゅ…竜之助……?」


由羅は、今の状況がまったく理解できていなかった。


「…ハハッ、完敗だ…」


竜之助は力なく呟くと、膝をついてゆっくりと前かがみに倒れた。


「…竜之助っ……!!?」