Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

そのせいで、幸秀の今の表情を確かめることはできないが、背格好からして幸秀で間違いない。


まさか、幸秀ごときに刀を受け止められるとは思っていなかった。


不覚にも…一瞬動揺はしたが、私なら殺れる。


由羅は、そう自分に言い聞かせた。



「覚悟しろ、幸秀。颯の仇…、お前の首を討ち取ってやる」


由羅は、颯の刀にギュッと力を込める。


シャキ---ンッ!!