Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

由羅が天井裏から眺めていると、隙間風が入り込み、運のよいことにろうそくの灯りを消し去った。


たちまち、部屋の中は真っ暗になる。


由羅にとって、絶好のチャンスが訪れた。


「颯、今…仇を取る」


由羅はゆっくりと腰に差した鞘から、颯の刀を引き抜く。


そして、切っ先を真下に向け…。

一気に幸秀目掛けて飛び降りたっ…!


「死ね、幸秀!!」



シャキ------ンッ!!