Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

由羅は城内に忍び込むと、まっしぐらにその間を目指した。


そして、1人の兵に気づかれることもなく、由羅は天井裏に身を隠した。



天井裏のに空いた隙間から、下の部屋の様子を窺うことができる。


由羅の真下に眠っているのは、幸秀。


ろうそくの灯りが揺らめくだけで、幸秀に変わった様子は見られない。


胸をひと突きにしてやろうか…。

それとも、喉を掻き切ってやろうか…。