Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

そう思いながら、この2ヶ月を過ごしてきたのだから。



「俺の任された仕事はさ、成功しても失敗しても報酬がもらえるんだよ。その金さえ手に入れば、薬代なんかで悩まされることもない」

「失敗してもよいのなら、私の邪魔はするな。できることなら、竜之助と刀を交えたくない」


それが、由羅の希望だった。


しかし、今は乱世の時代。

現実は、そう甘いものではない。