Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「今日、由羅を見たときから思ってた。俺の知ってる由羅じゃないって。…由羅の目、憎しみがこもってたから」


悲しそうな瞳で、由羅を見つめる竜之助。

その姿を見て、由羅はハッとした。


由羅自身、竜之助に言われるまでは、そんな自覚はなかった。


しかし、竜之助には見透かされていた。


確かに、颯の死に囚われていたのは事実。


なんとしてでも、この手で颯の仇をっ…。