Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

また、竜之助の優れた身体能力も評価され、城外の警護から、城内の警護を任されるようになったと。


それは、城に仕える兵の中でも、ひと握りの存在に限る。

だれでもなれるものではない。



「また一歩、義秀様、幸秀様をお近くから警護できるようになったんだっ」


それは、城に仕える兵にしてみれば、とても誇らしいこと。


竜之助の昇格に、由羅もいっしょになって喜びたかった。