Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

由羅は、少なからず自分にも責任があると思うと、心が強く締めつけられた。


「なにか、治す方法はないのか…!?」


由羅がそう尋ねると、竜之助は肩を落とした。

そして、首を横に振る。


「今のところは、…なにも」

「そうか……」

「けど、今は医者から与えられる薬に頼るしかないんだ。もしかしたら、市に効く薬があるかもしれないからっ」


…いつ治るかわからない。