Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

竜之助にそう言われ、由羅は河原へ場所を移した。


よく竜之助と2人でいろいろな話をした、思い出の河原。

ここへくるのも、竜之助と会うのも久々だった。


由羅は人目を避けるように、木陰に腰を下ろす。

その隣に、竜之助が座った。



「由羅、この2ヶ月間…どうしてたんだよ?」

「怪我の治療に専念していた」

「怪我っ…?そうか…、あのとき義秀様に…」