Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

文に一通り目を通したあと、陽蔵はチラリと由羅と目を合わせた。


「今回は、お前の運が呼び寄せたのだな」


そう言って、陽蔵は由羅に文を向ける。


その文に書かれていたのは、なんと…豊川家暗殺の依頼文だったのだ。


由羅は、願ってもないチャンスに鼓動が高鳴った。


まさか、こんなタイミングで暗殺の依頼が降ってくるものとは…。


「父上…、私にやらせてください」