Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

里の者以外は、信用するな。

馴れ合うなど、もってのほか。


それが、颯の考えだった。


だがその颯が、一時は殺そうとまで考えていた龍之助を…受け入れた瞬間だった。



ようやく、わだかまりの取れた由羅と颯。


しかし、由羅の隣で突然颯は吐血した。


「…颯っ!?」

「ハハッ…。ついに、体も動かなくなりやがった…」


颯はぐったりとしていて、木にもたれかかっているだけでも精一杯。