Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

…あれは、由羅が颯に助け出されたときのこと。



“それにしても、私がここへ捕らえられているとよくわかったものだな”

“それは、またあとで教えてやるよ”


地下牢はいくつかあるはずなのに、まるで迷うことなく由羅のいる地下牢へ駆けつけた颯。


あの場では、その答えを聞けていなかったが…。



「…教えてもらったんだよ」

「…なに?教えてもらった…だと?」