Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

代わりに…。


「…残念だが、俺はここまでだ」


薄々は気づいてはいたが、由羅が今最も聞きたくない言葉が返ってきた。


「…なにを言う!お前があんな銃弾ごときで、くたばるものかっ…!!」

「ハハッ…、俺も初めはそう思ったよ。けどよ…。血が…、いつまでたっても止まらねぇんだよ…」


颯の背中に空いた3つの傷口からは、止まることなく血が流れ続けていた。