Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

これが、“死んだ”…ということなのか?



由羅は、ゆっくりと目を開ける。


…が、さっきと変わらない風景。


銃弾が外れたのか?


…いや、そんなわけ…。



すると…。


「由羅…、大丈夫か…?」


頭上から声がした。


ハッとして顔を上げると、そこにいたのは颯だった。


しかし、いつもと様子が違う…。



「…よかった。お前に弾が当たってなくてっ…」