Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

実の娘が捕らえられたことに、居ても立っても居られなかったのだろう。


頭からマントを被り、陽蔵の顔は見えない。

しかし、その大柄な体からは、嫌というほどに威圧感が伝わってくる。


さらに陽蔵の常人外れの破壊的なパワーに、兵たちは攻撃を仕掛けるのに、躊躇しているのが見て取れた。


陽蔵の戦いぶりを眺める由羅の隣で、颯は鳥笛を吹く。


ピィ〜!ヒュロロロ…