Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「さぁ、お前が以前盗んだ…“戦の書”。その在り処を教えてもらおうか」



どれくらい経っただろうか…。


「なに勝手に寝てやがるっ!!」


頭から水をぶっかけられて、由羅は目が覚める。


…どうやら、気を失っていたようだった。


無理もない。

手足は鎖で繋がれた錠をはめられ、抵抗できない状態で拷問を受けていた。


殴られ、蹴られ、鞭で打たれ…。