Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

義秀が発砲した弾は、由羅の右肩を撃ち抜いていた。


「いやぁ、しかし驚いたのぉ椿。こやつらが“黒蝶の正体は椿だ”と言って、城へ逃げ帰ってきたときは。まさかとは思って、半信半疑ではあったが…」


男たちの首に目を向ける義秀。


「今ので、ようやく証明された」

「……っ…!?」


由羅は、威嚇として義秀を睨みつけるが、今は痛みに耐えるので精一杯だった。