Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

男と子分は、このことを報告しに城へ戻り…。

そして、命令の失敗の責任として、こんな無残な殺し方をされた。


もう義秀は、すべてを知っている。


今日ここへ招いた目的も、椿ではなく…“黒蝶”。



「…椿、残念じゃったよ。惚れ込んでいた椿の正体が、こそ泥の黒蝶とはなっ…!!」


義秀は、目を見開ける。

その向けられた殺気に、由羅は身構えようとした。