Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「…まっ、待ってくれ!片腕なくした挙句、さらに俺を殺そうとするなんて…なにかの冗談だよな…!?」

「…ふっ。それなら、笑えぬ冗談だな。私の正体を知って、生かすわけなかろう」

「頼む…!!…なっ、なんでも言うことを聞く!さっきまでの無礼な態度も詫びるからよ…!」


いよいよ自分の命が危ないと悟った男は、由羅に命乞いを始めた。


その情けない姿を見る限りでは、さっきまでの威圧的な態度とは、とても想像がつかなかった。