Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「ひっ…ひえぇぇええ…!!!!こ…こいつ、ただの女じゃねぇ…!!」


子分は怯えて後退りをしたかと思うと、あっという間に小屋から飛び出して行った。


「…くっ。ま…待て…!!」


男の声は、由羅に恐れて逃げ出した子分に届くことはなかった。


男は、血が吹き出る右腕を抱えながら、床に倒れ込む。


「…し…知ってるぞっ」

「…知っている?なにをだ?」