Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「しっかりと縛っておけ」

「へいっ」


これでもかってほどにギュッと締め付けられ、由羅の細い足首に縄が食い込む。


そして、腕を前に出すように指示され、両手首もきつく縛られた。


「初めからこうしてくれたら、手間が省けたんだよっ」


男は由羅の髪を鷲掴みにし、市の隣へ荒々しく放り投げる。


「…ん、んーんん!うんん…!?」


すかさず市が擦り寄る。