Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「そうですね、兄貴。こいつ、とんだバカですぜぃ」


顔を見合わせて笑う2人。


「頼みがある。私がお前たちに従う代わりに、その子を解放してやってくれ」


由羅には、自信があった。

たとえこの2人に捕らえられたところで、逃げ出せるという自信が。


「ホント、バカっすね。こいつさえ捕まえれば、俺たちお咎めなしですぜぃ」

「ああ。それに、報酬も俺たちのモンだ」