Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

自由な時間があって、家族にも会えるが、下っ端ということを自覚せざるを得ない。


だから竜之助は、複雑な気持ちだと話した。


「と言っても、まだこの前兵に入隊したところだろ?」

「ああ」

「それなら、下っ端で当たり前じゃないか」

「下っ端下っ端って言うな〜」

「ふふ、すまない。それなら、今自由にできる時間を大切にするんだな。もしかしたら、いずれ家族とも会えなくなるかもしれないのだから」