Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

その言葉を聞いて、由羅は心につっかえていた何かが取り除かれたような気がした。


正体がバレないように、竜之助の前では“踊り子椿”を演じてきた。

正直に向き合ってくれている竜之助に対して、嘘をついていることが嫌だった。


モヤモヤした感覚だった。


しかし、そのモヤモヤした気持ちが、今の竜之助の言葉で晴れていった。


私も、…竜之助と正直に向き合う。