Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

すると…。


「なんで謝るの?」

「…え」


見ると、竜之助は首を傾げていた。


「それが、椿の普段の話し方なんだろ?なにも悪いことなんてしてない。それに、初めて素の椿が見れた気がして、俺は嬉しいよ?」


そう言って、竜之助は微笑む。


「で…でも、普段の私は男勝りで、無愛想で…」

「いいよ、それで。踊り子の椿も素敵だけど、今こうして俺に素を出してくれている椿の方が、もっと素敵だと思う」