Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

深々とお辞儀をする由羅。

その間も、周りの動きに気を配っていた。


「そんな堅苦しいあいさつはよい。早う、そなたの美しい舞を見せてくれ」

「はい。かしこまりました」


義秀の態度は、いつもと変わらなかった。

由羅は疑問に思いながらも、舞を披露した。



パチパチパチ!


「さすがだな、椿」


義秀は拍手を送りながら、由羅を褒める。


「ありがたきお言葉」