Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

もし、城の人間に黒蝶の正体が知れ渡っているのであれば、もう二度とあの町へは行くべきではない。


どうする?

…このことを颯に言うか?


でも…なんて?


正体がバレているかもしれないから、菊葉の城下町には行くな…か?


もしそんなことを言ってしまったら、『どこでバレた?』『なんでバレた?』『どうして殺さなかった!?』と颯に問い詰められるのは、容易に想像ができた。