Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

そうなれば、踊り子椿とその商店にいる仲間たちを大罪人として捕まえにくるだろう。


自分1人が捕まるのはいいが、颯を含む他の仲間たちを巻き込むわけにはいかない。


これは、あの場で竜之助を殺せなかった…由羅の決定的なミス。

あのときの一瞬の気の迷いが、仲間を危険に晒そうとしていた。



「どうした、由羅?」


ふと我に返ると、颯が顔を覗き込んでいた。