Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

すると颯は、片方ずつ肩をぶんぶんと回し、指をポキポキと鳴らす。


「こいつら、やっちゃっていい?」

「好きにしろ」


由羅の言葉を聞くと、颯は歯を見せて笑った。

そして、その場で軽く数回ジャンプしたかと思うと、一気に敵兵の中に突っ込んだ。


颯の動きについて行けず、兵たちは呆気なく斬られていく。


いくら峰打ちとは言え、半日は目は覚めないことだろう。