Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「承知しました」


作戦会議が終わると、高殿から解散した。



その夜。


「なっ…何者だ…!?」


囮班の由羅と颯はあえて見張りに見つかるように、堂々と城の敷地内に降り立った。


「侵入者だー‼︎‼︎」


そして計画通り、援軍も引き連れて城の周りを逃げ回る。

その間に、美影の侵入班は菊葉城へ忍び込んだ。


由羅たちを追う援軍の数はさらに増し、物見櫓からは弓を構える兵の姿も見えた。