Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「今なら、あのときみたいに正体を見られたとしても、敵を殺せる自信…あるよ」


美影の勇ましい言葉に、由羅は美影の頭に手を置く。


「お前のその美しい手を、わざわざ血に染める必要はない。汚れた仕事は私が引き受ける」


幼い美影の手を汚すには、まだ早い。

しかし、美影の強い意志を知り、由羅は少し安心したのだった。



「では、作戦はこうだ」


由羅は、今夜の依頼の指揮を取る。