「だから俺も、親父みたいに豊川様の下に仕えることが夢なんだっ。二十歳にもなったし、今志願してるところ」

「そっか。竜之助ならなれるよ、きっと」


2人は、見つめ合って微笑む。



4年前に父親を亡くした竜之助。

母親の薬代と、家族3人の生活のために、竜之助は父親の代わりになって仕事をしている。


毎日毎日仕事と家族の世話で、体はくたくたのはずなのに…。