Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

「うん、そうなるかな」

「…そうか。それなら次は、いつまたこの町にきてくれるんだい?」

「それは…わからない」


由羅がそう呟くと、青年はあからさまに肩を落とした。

それを不思議に思い、由羅が尋ねる。


「どうかしたの?」

「…いや。キミの舞があまりにも美しくて…。また見たいなと思ったから」


なに一つ偽りのない青年のストレートすぎる言葉に、由羅は反応に困っていた。