Y U R A 〜その忍、黒き蝶の如し〜

その完璧な人格の切り替えには、ほかの忍たちも脱帽していた。



町を外れて少し歩いたところに、川が見えた。

泳ぐ魚や底の石が見え、橋の上からでも見てとれる。


膝下ほどしか水位のない、比較的浅い川だった。


由羅は川辺に下りて、さっそく水を汲む。


太陽の光が水面に反射して、キラキラと輝いて見える。


その穏やかな風景に、由羅は川辺に転がった石の上に腰を下ろして眺めていた。